Smoky life in Rochester

Rochester大学にポスドク留学中の日記。膠原病専門。

Memory

こんにちは。ロチェスターは夕方です。まだ完全に時差ぼけが治っていない印象で、夜10時に力尽きて朝4時に目が覚める、みたいな日が続いています。この時期は日の出が8時前ぐらいなので、外が暗いまま朝ごはんを作って食べています。ちなみにアパートが公園にあるせいか、時々鳥のさえずりが聞こえる程度で、朝はほぼ無音です笑 個人的には、「動き始めた〜朝の街角〜♪」のところが好きなので、もう少しガヤガヤしてる方がシャキッとしますね(笑)

早くカーテン買わなきゃ

 

昨日は市バスに乗ってwalmartに行ってみました。週末はバスが1時間に1本しかないのですが、行き帰り合わせて3時間ぐらいの所要時間でまとめ買いができるので、これならなんとか生きていけるかな、と見通しが立ってきました。ちなみに行きのバスでは、左側の椅子に座ったのですが、左側の窓が曇りガラスになっていて、おぼろげにしか景色が見えなかったんですよね。それで、ふと外を見たらバニラ色のデカい建物に赤字で店名が買いてあるのを見かけて「やべ、walmartここだ!」と思って急いで降りたら、大体のお店がそういうデザインでして、実はまだだいぶ手前で結局歩くハメに。帰りは右側に座りました。

さっきは近くの雑貨屋でお買い物して帰ってきたのですが、お隣の玄関でドアを何度も叩いている人がいて、キッチンから様子を見ているとどうやら家に入れないらしい。鍵の閉じ込めかしらと思って声をかけてみると、鍵はあるけどなぜか開かないということで一生懸命鍵を回していました。自分も一回やってみたもののうまく行かず。でもなぜかもう一度その人が回してみたところ、開きました。よかった!
中国からこっち来て3ヶ月ぐらいの修士の学生さんだったのですが、何もしてないのに、お礼にといってお菓子をくれました。ついでにメールアドレスも交換して、友達一号(^ ^) 

上のが中国のケーキ

ちなみに自分のような日本語話者はどうしても全母音をしっかり発音しようとしちゃうので、たとえば"laboratory"を「らぼぅらとぅりぃ」って発音しますよね。中国やタイの方はもっとシラブルのリズムを意識した話し方をされる気がします。だから"laboratory"も、「らっらっうりー」みたいに聞こえます。慣れてくるとわかりますが、初めは難しい。でもシラブルに沿った話し方は大事ですよね。

 

あ、タイトルですが、ミシェル・フランコ監督の"Memory"という新作映画が、なかなか配給会社が決まらない状態だったのが、ようやくKecthup Entertainmentとかいうとこが配給することが決まったそうです。

Ketchup Entertainment

ミシェル・フランコはメキシコの映画監督ですが、この人の映画は強烈なんですよね。特に『父の秘密』という映画では、主人公の少女が学校でひどいいじめを受ける様子を淡々と描いていてトラウマ的な怖さがあります。最初に見たのが、ティム・ロス訪問看護師を演じた『ある終焉』ですが、このティム・ロスがまた不気味なんですよね。この監督の映画は、人物の意図や動機をいっさい説明しないまま、ただ行動を映していくというスタイルが一貫していて、ミヒャエル・ハネケの映画をより即物的にしたような感じ。個人的には一番新作を見たい監督の一人です。そして今回主演してるのが、なんとジェシカ・チャスティン。いま一番好きな映画俳優です。一般的には『インターステラー』とか『ゼロ・ダーク・サーティ』で有名ですかね。個人的なお気に入りはジョン・マッデンの『女神の見えざる手』(酷い邦題)、コリン・ファレルと共演した中年B級アクション映画の『AVA エヴァ』ですね。あと、ジュリアード時代のクラスメイトだったというオスカー・アイザックと共演した『アメリカン・ドリーマー』もよかったですね。超売れっ子なのに、ミシェル・フランコのような人と組むというような、仕事への取り組み方が素晴らしいですよね。

ではまた。