Smoky life in Rochester

Rochester大学にポスドク留学中の日記。膠原病専門。

もうすぐ半年

マウスの細胞培養で進展がありました。前回のミーティングで、僕の無能(!)・怠慢(!)が疑われた結果、トレーナーと一緒にマウスを別々にさばいて、同時に培養を開始するというスケジュールを組みました。一回目はトレーナーのラボで実施して、二回目は僕のラボで僕の培養液を使って実施しました。一回目をやったとき、サイレンススズカの大逃げを食らったかのようにトレーナーに大差をつけられ、「お前もっと練習した方がいいぞ」と言われたのですが、しかし何とか僕の細胞も含めて順調に培養でき、僕のさばくスピードが遅過ぎて培養できてない説が否定的になりました。次に僕のラボでやったときは、何とトレーナーの細胞も含めて全滅という結果になり、遂に僕の無能(!)・怠慢(!)の疑いが晴れました。細胞が培養できていないのに喜ぶ自分。。ということで、培養液、または培養器に問題があるんじゃないかという話になり、今週も組み合わせを変えて実験してみることとなりました。

 

先週末は、政治学科に通う院生の日本人夫婦とウクライナ料理を食べに行きました。ポーランド料理も近場では全然見つけられないので、結構レアなんじゃないかと思います。ダンプリングを頼んだらすごい量が出てきて、それ以上食べられなくなったので、次回また別のものを食べに行こうかと。
それにしても、こっちにいる日本人、院生も含めてみんな結婚していてビビりますねぇ。Z世代は晩婚ちゃうんかと思ってたんですが、結婚してる人の方が留学する傾向にあるんでしょうか。あるいは学歴と経済的ステータスの影響が相当にあるのかしら。こちらはPerfect Daysなんで問題ありませんが。

 

そういえばこちらに来てもうすぐ半年が経過します。映画館にも通えて、週末の課外活動も見つかり、NYCも行ったし、実験もまぁまぁ進んで(?)、とおおむね順調な感じですが、英語はもうちょっとできると思っていました。というか、半年でもうちょいできるようになると思ってました。。何というか、ラボ内でのコミュニケーションって、ちゃんと喋れてなくてもだいたい伝わってしまうんですよね。"Hey, this interferon, very little!"とか言っても伝わっちゃうので、このフィーリングに依存しているとかえって英語が下手になる気さえしてきます。あとはやっぱり、ベラベラベラベラベラベラと喋られたときに、おいていかれる傾向がいまだにあるので、この辺は単なるリスニング力以上に、リスニング持続力を鍛えないとなぁと思います(とはいえ、向こうがベラベラ喋ってる間に頭のなかで英文を組み立てる感じなので、ある意味時間的猶予を提供してくれてるとも言える・・・)。
CBCポッドキャストをなるべくバスの中でも聞いたりしてやっていますが、まぁもう少し頑張らないとですね。

 

El Enemigoというアルゼンチンワインのブランドのシャルドネがクソ美味いです。

 

今日の一節

「私にはスタートだったの あなたにはゴールでも」

涙浮かべた君の瞳に 何も言えなくて 

まだ愛していたから

"I tried to start when you thought was a goal"

I got speechless in sight of you with tears in the eyes

Because I still loved you...

知久光康 作詞 『何も言えなくて・・・夏』)