Smoky life in Rochester

Rochester大学にポスドク留学中の日記。膠原病専門。

The Boy and the Heron

今日は、午前中にバスでWegmansで買い物をして、バスを待つ間Wegmansでサンドイッチとコーヒーを飲み、帰ったあとに前回と同じBarberに行って髪を切り、そのままバスでダウンタウンに行こうと思ったものの、Bladder was about to explodeだったのでダッシュで家に帰って用を足し、今度こそバスに乗ってダウンタウンに行き、The Little Theaterで『The Boy and the Heron』、またの名を『君たちはどう生きるか』を見ました。

ジブリ映画自体久しぶりでしたが、泥を踏んだときのぬちゃって感じとか、洞窟の天井からパラパラ石ころが落ちてくる描写とか、細部のダイナミズムがさすがですね。ほとんど何の物語なのかよくわからないまま、その都度のエピソードで突っ走る快活な映画でした。最後の大王様とか何してんのか全然わからない、というのがまた良いです。 
積み木がどうとか、世界の安定がどうとか語り出すおじいさんの件は超退屈だし、「あっちの世界で元気な赤ちゃん産もうね!」みたいなノリはギョッとしましたが、神秘的な飛翔で登場したサギが中盤以降ただのオッサン化するあたりのギャグセンがさすがですし、「マヒトがインコになっちまった!」ってとこが最高でしたね。キムタクの声優が良かったです。お客さんはそこまで入ってませんでしたが(みんな英語吹き替えの方を見るのかしら)、反応は良好だったように思います。

 

その後、19時からのレイトショーを待つ間、TaichiでTonkotsu Ramenを食べました。

普通にめちゃめちゃおいしかったです。

レイトショーでは、ホリデーシーズンの特別上映の一貫で、『ロングキス・グッドナイト』という90年代のアクション映画を見ました。記憶を無くしたまま田舎で暮らしていた女性が、ある時自分がCIAエージェントだったことに気づくという話で、ジェイソンボーン・シリーズを思わせます笑 90年代のアクション映画は、とにかくバババババ!っと銃をぶっ放すと、色んなもの(ゴミ箱のゴミとか)が弾け飛び、盛大な爆発とともに男女バディが窓から飛び降り、カーチェイスは派手なクラッシュでフィニッシュと、とにかく気持ちが良いのですが、単にスケールがでかいのではなく、茶目っ気があるのが良いですね。主演はジーナ・デイヴィスですが、そういえばジェシカ・チャスティンの『エヴァ』で母親役をやっていた人で、白のタンクトップ姿がチャスティンそっくりで、『エヴァ』はこの映画へのオマージュだったのかと今頃気づいた次第です。

先日『Dream Scenario』という映画を見たときは結構セリフが聞き取れたのですが、今回は全然聞き取れませんでした・・・。

 

Wegmansで大量マッシュルームを購入。小分けして冷凍すると便利です。

(追記・コアな話)

Boy and the Heronですが、サギの「粗野で卑俗な案内人」のイメージって、何となくベルイマン映画に出てくる粗野な人たちを思わせるなと思っていたら、かなり説得的に第七の封印に言及しているブログがありました。

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